本命の試験〜前編〜

この半年、嫌々ながらも(笑)公務員試験に通るべく勉強をしてきた。
その成果が二日間に渡り、試される。
試験日は去る24日と25日。
連チャンで試験というのもキツイもんだ。
それだけ綿密に試験するということなのか…。
県庁の競争率の数字にビビッて、市役所にレベルを下げたが…。
果たしてこれが吉と出るか凶と出るか。
県庁と市役所、農学の区分でいずれも募集は1名程度となっている。
県庁は24人、市役所は(俺を含め)4人の志願状況となっている。
4人…俺と同じく県庁の数字にビビッて流れてきたのか?
猛者が来ないことを祈るばかり…(汗)

さて、初日は集団面接に体力試験だ。
俺の予想では、これらはあまり点数として扱われないのではないかと考えている。
やはり、どの自治体でも一次試験において重要視されるのは教養科目と専門科目のペーパーテストだ。
これである程度の数字を取れば大丈夫だろう…口で言うのは簡単なことだが。

試験会場に着くと、すでに行列!!
市役所とはいえ、県庁所在地だからな…受験者はおよそ300人。
ここでまず感じたことがある。
俺の前に並んでいた娘…茶髪!?
おいおい、今日は面接があるんだぜ?
それで受験するつもりですか…就活で茶髪は御法度でしょう。
また、私服で来た奴も数人見られた。
面接があると告知されているのにも関わらず、この身なりですか!?
明らかに冷やかし、または記念受験や来年のために下調べ組が存在する。
所詮、倍率など見かけ上の数字に過ぎないのだということを再認識した瞬間だった。

まず、面接かららしい。
待合室で受験者が控える。
農学を受けるのはどんな奴だろう…チラチラ見てみた(笑)
1人…2人…ん?
俺以外に2人しかいないだと!?
きたッ!!欠席しやがった!!
また倍率は下がり、事実上、2人を倒せばよいという結論に達した!!
逆にこれで俺が滑ったら恥ずかしいのでこれ以上は何も言うまい…。

農学の受験者が面接室に通された。
面接官は3人、40〜50代のおっさんが相手だ。
おそらく、これらの面接官は農学に精通していないと思われる。
そう思うのは、この面接官たちはさっきまで機械やら電気、土木の連中も面接を担当していたからだ。
単に人事部のおっさんだろう、これなら農学の話に持ち込めば俺の土俵だ。
まず、我々3人がイスに座るように求められる。
質問は以下の通りだった。

・受験番号と学校名を言ってください。
・現在の就職活動の状況、および他の公務員試験の状況を話してください。
・本市を志望した動機をお話ください。
・公務員に対してどのようなイメージを持っていますか?
・今の学部に入ったきっかけを教えてください。
(この市役所は技術職の場合、その職種と関係ある学部を出ることが条件なので農学部しかいない)
・これだけは人に負けないということをお話ください。
(つまり、自己PRのことだろう)

おおよそ、予想できていた質問だ。
予め練習しておいたので緊張もあまりせず、詰まらないで話すことができた!
100%自分の言いたいことが言えたかと言われれば、そうでもないが自分としては80点程度の出来と見る。
他の2人だがなあ…本当に大丈夫なのだろうか??
いずれも某私立大の4年生。
最も大事な志望動機すら、まともに言えない。
面接においてタブーである地雷を見事に踏んでしまっている。

・沈黙の時間を置く。
・「いろいろやってみたい」など、抽象表現を用いる。
・声が小さく、何を話しているのかわからない。

こりゃ面接では俺が一歩抜けたか!?
そもそも何も対策しないで、ぶっつけ本番で面接に挑むなど自殺行為だ。
本当にやる気があるなら、ある程度は予習してくるべきだろう。

面接が終わった後で、この2人が俺のところにやってきた(ちなみに面識はありません)
俺が話していたことに対し「随分と立派な発言でしたね!」と。
いやいや…面接であれぐらい話すのは普通でしょ。
聞けばこの2人、公務員試験を受けることすら今回が初めてだという。
せめて駄目もとでも国Ⅰとか国Ⅱを受けた方がいいんじゃないの?
何だか気が抜けてしまった…いやいや、俺は最後まで全力で向かわねばならぬ!!

次に体力試験、以下の通りである。

・垂直跳び
・握力
・反復横跳び
・座って箱を前に押し出す(名前がわからん…)
・腹筋

どれも一般的な試験だ。
これは人並みにできればいいだろう。
記録を見る限り、受験者の中でも中くらいだったし問題あるまい。
これは余興だ、そう思った。


こうして1日が終わった。
とりあえず、今日はそこそこ上手くいったかな?
合格へ向けて視界よし!!
明日こそが勝負の日だ!!


(レポートは明日書きます☆)